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松永太というサイコパス1

ふと北九州連続殺人事件という凄惨な事件を思い出した。

殺人事件は特にマインドコントロールに伴う殺人は映画やドラマになっているけど、

なぜ北九州連続殺人事件は映画やドラマのように映像化しないのだろう?

史上最悪のマインドコントロール殺人事件の伝えられている全容といえば、

主犯格の松永太が名家の娘である緒方純子に近寄り、弱みにつけこみ、

通電するなど奴隷にした挙句、

言葉巧みに緒方さん一家全員に不満をぶちまけさせ、お互いの不信感を募らせ、

自分の手は汚さずにお互いに殺人をさせ、死体処理をさせる。

非常に残虐性・悪質性が高い事件にもかかわらず、事件に報道規制がかけられたとして、事件の認知度は高くない。

一家を全員皆殺しにする殺人事件は稀に存在し得るが、しかしこの松永太という人物の犯行においては、自分は手を全く汚さずに、緒方純子を中心似た’他人’の手によって、殺人が行われていることが、非常に特異な点であるといえよう。裁判所にて松永太は死刑判決を受けたのち「自分は今までの人生で何があっても人のせいにしてきましたし、自らの手で罪を犯したことがないので、無罪放免にすべきだ」と言い放ったそうである。まさに人の痛みを感じない大胆不敵な日本史上最悪のサイコパスと言えるであろう。

映像化するにはむごすぎる

この事件においてはテレビでは報道されないが、ネット上に山ほどまとめ記事があるので、そちらも機会があれば読んでほしい。読めば読むほど胸糞悪くなるようなことが多すぎる。

中でも一番ぞっとしたのが、緒方純子とともに小倉に移ったときに、出会った不動産屋の虎谷に近寄り、虎谷の弱みを握り、やがて松永の奴隷状態になり、虎谷は方々から借金をし、松永に貢ぐことになってしまう。虎谷は体や酷いときには陰部に通電をされ、トイレも制限をされ、大便を漏らした時にはそれを食べさせられたという。

また虎谷の娘(当時10歳)に歯型がつくほど、噛ませたこともあるという。こののち虎谷は衰弱して死んでしまう。そして「この歯型のせいでおとうさんを病院に連れていけない、お前が殺したと思われるからな」と言い、虎谷の娘と緒方純子に死体処理を命じる。(当時、緒方純子は松永との子供を授かっていた。お腹も大きかったという)二人で虎谷をノコギリで解体し、内臓はミキサーで液状化して公園の公衆便所に流し、肉や骨は鍋で煮込みフェリーから海に投棄させた。

まさに肉牛扱いである。

こんなむごたらしいことを、自分での手でやるならまだしも、少女と臨月中の妊婦にやらせるのだから、恐るべき交渉力とマインドコントロール力の持ち主である。裁判所でこのことに関して、持ち前の人当たりの良さを醸しながら

「いやぁ、魚をさばいて、佃煮を作る要領でやりましたよ」

と軽い口調で答弁したらしい。こんな残忍でむごたらしい事実をどうやって、映像化できようか?本人の喋り以外、コミカルな部分は何もない・・・