長男おそ松はクズを演じる大切さを教えてくれる②
前回、おそ松のスタンダードなゲスさ、クズさ、外道な会話についてまとめました。
おそ松のゲスな会話について↓
おそらく『おそ松兄さん推し』の腐女子は、『エスパーニャンコ』『一松事変』『恋する十四松』を観れば感じ取れる、ほかの兄弟がをかばったり、リーダーシップをもったりする優しさに惹かれているんじゃないでしょうか?
なかでも下の話はおそ松の人柄の良さを一番表している話
『恋する十四松(9話)』
あらすじ:
いろいろな事がきっかけで、とある可愛い女の子と知り合い、デートを重ねることになった五男十四松。そのデートを追う他の兄弟達だが、長男のおそ松だけは面白くないのか、アダルトビデオ店に行って、今晩だけの彼女を見つけることに。ビデオを探し始めて2時間後、「ありゃっ、この娘って…」
ついに次のデートで告白することになった十四松ですが、みんなで服装などプランを練りに練って、
いざ本番…
なんと十四松は振られてしまいます。その後、チビ太のおでんの屋台でみんなで慰めるのですが、十四松は「彼女今日、引っ越しするんだ、田舎に帰るって…。もうもう、逢えないんだ」と涙が止まりません。
それからの会話
おそ松「会いにいけば」
十四松「えっ!?だって僕、振られたのに」
おそ松「いや、まだ間に合うでしょ……。
だって、引っ越しする日に会うなんて、結構面倒くさいことだよ。」
それから、十四松はダッシュで、駅のホームで電車に乗り込む彼女に追いつき、「また、会えマッスルマッスル、ハッスルハッスル」とお別れの挨拶をし、彼女の涙を誘うことになるのです。
ほんとに、この話は、おそ松兄さんの男気がキーとなっていますね。この話でおそ松兄さんファンになった人は多いのではないでしょうか?
おそ松の小さな自意識
『チョロ松ライジング』という、六つ子の自意識がどれくらいのレベルなのか、具現化している回があるのですが、チョロ松が浮かんでいて、キラキラしていた、とても自分では扱えないくらいの自意識だったのに対し、
(チョロ松の自意識)
(おそ松の自意識)
おそ松の自意識は石ころみたいな小ささでした、確かに、数々のクズ発言、外道発言、パチンコや競馬好き、イカサマ行動を見たら、おそ松はかなり自意識の低い人間なのではないですね。世間的に志が低いという意味ではデメリットなのかもしれません。でも、六つ子のなかでは、おそ松がダントツで友達が多いのではないでしょうか?自意識が低く、自分のクズさ加減を一番理解し、居直ってすごしているので、とても絡みやすそうです。そして、他の兄弟のことも常に客観的に平等に見えているのか、困った時に手を差し伸べています。そんな自意識は小さくても器が大きい、おそ松兄さんを、永遠のこのアニメの軸として見ていきたいなと思っています。
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